北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1886】Roc Gris Cotes du Roussillon Villages Tautavel 2015

 
赤:ロック・グリ[2015] コート・ド・ルーション ヴィラージュ トータヴェル
 
 このワインは、セットものに入っていたフランス南(西?)部産の赤ワイン。なんでもパーカーポイントか何かで高得点だったのだとか。品種とか細かいことはよくわからないので、とりあえずボルドーグラスに注いでやってみることにした。
 
 まず色あい。ちょっとあんこに近いようなカラースペクトルのワインで、あまり透明度は高くない。香りは、とにかくアルコール臭がきつくて度数の高さを連想させる。その揮発性の高さの奥から、おずおずとお線香系の香りが立ち上ってくるけれども、まずアルコールっぽい。度数を確認したら14.5%もあるという。どうりで。
 
 口をつけると、濃厚な果実味、そしてのどを焼くような強烈なアルコール。ただアルコールのパンチ力があるのでなく、果実味が(コクがある)というより太く感じられる。まるでのどの奥にアルコールとぶっとい果実成分の固まりみたいなのを押し付けられるかのようだ。ボルドーの安ワインのようでもなく、グルナッシュ系のようでもなく、もちろんブルゴーニュピノやガメイのようでもなく。濃い葡萄酒まっしぐら。