北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1891】Domaine des 3Vallees Cotes du Roussillon Villages Tautavel 2015

 
赤:トロワ・ヴァレー[2015] コート・ド・ルーション ヴィラージュ トータヴェル
 
 このワインも、パーカーポイントが高めだった安ワインという触れ込みの赤ワイン。エリアはイタリア南西部、ワイン品種はシラー・グルナッシュ・カリニャンという濃そうな面子だけど、シラーもグルナッシュも自分の好きな品種なのでとりあえず飲めないほどひどいってことはない……はず。
 
 まず見た目。いかにも濃そうな、ブラックのしっかり入った赤ワイン色をしている。透明度は低く、やや濁っているようにすらみえる。香りは、梅系お線香+ベーコンに近いようなちょっと肉っぽい香りが漂っていて、グルナッシュ系らしい雰囲気。
 
 口をつけると、穏やかな飲み心地の後から、果実がグワーっとせりあがってくる。タンニンもかなり強い。ただ、どこかクリーミー&ミルキーな飲み心地というか、コーヒー牛乳っぽい後味を感じさせるところもあって手が付けられないというワインでもない。で、後味には苦みと力強い果実味と渋みがしっかりと残る。南仏系の濃いデイリー赤ワインに期待したくなるものをきちんと揃えてつくりました、といった印象。
 
 ※翌日は、コーヒーっぽさより果実らしさが前に出る展開。初日のほうが面白かった。