北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1924】Chateau Noble Meynard Bordeaux Superieur 2010

 シャトー ノブル・メイナール [2010]


 このワインはボルドーペリエールという格付けになっているので、平格ボルドーとしてはほんの少し格上?らしきワイン。ヴィンテージは2010と古く、そういった意味でも楽しみ。どんな姿だろうか。
 
 まず見てくれ。ダークな赤ワインだ、ちょっと赤茶色がかっていて歳月を感じる。香りは、グラスの外ではチョコレートがほんのり香って、そこからグラスに鼻を近づけると梅みたいな香りに近づく。ボルドー平格にありがちな、杉やヒノキのような木っぽい香りは目立たない。
 
 口に運ぶと、梅っぽさと渋みがえらく目立つ。これは渋みの目立つワインだな、果実味はそれなり抑制がきいているけれども妙に梅酸っぱさが目立ってタンニンもばさっとしているので、ちょっと南仏の安赤ワインに寄っている感がある。やがて、すごく鉄っぽいというか、血っぽい味わいになってきた。これきついなー。飲めないほどまずいわけではないけど、これがちょっと良いワインかといわれると、うーん。ウェブサイトでこのワインについて調べたら、ボルドー右岸、メルロー主体のワインとのこと。メルローは若いうちはピーマンっぽかったりするけれども、これはもうそういうのを越えている。で、ウェブサイトでは「新鮮で滑らかな口当たりに柔らかなタンニン」とあるけれども、ブルゴーニュとイタリア主体の身には、まったくそう思えませんでした。