北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1925】Santero "Black" Vino Spumante Brut (N.V.)

 
サンテロ ブラック スプマンテ ブリュット NV
 
  
 このワインは、イタリアはロンバルディア州で安いスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)をつくっているサンテロの、見慣れない品。「ブラック」というだけあってラベルが黒く、同社の再安ラインの「ピノシャルドネスプマンテ」よりも200円ほど安い800円ちょっとで入手した。果たして、この値段で飲める内容なんだろうか?
 
 まず見た目。まあその薄めのスプマンテ。通常版のサンテロスプマンテよりは若干濃いかもしれない。泡は意外にしっかり立ちのぼっていてなかなかのもの。香りも、爽やかなシトラスっぽい香りに加え、意外にもほんのりトーストっぽさが鼻腔をよぎるような感じがある。
 
 口に含むと、香りにふさわしいグレープフルーツみたいなやつが来た!最初の一杯については、酸が後味まで長く残る。すこーしだけ金属っぽさがあるけれど、それがキツいというほどでもなく、飲める加減におさまっている。シャルドネとは書いてないから、シャルドネではなく、きっとトレッビアーノみたいな安葡萄を混ぜてあるんだろうけれど、スプマンテとしては合格ライン。安いスプマンテ仕入れたくなった時の選択肢として、これはアリじゃないかと思う。