北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1926】Frederic Magnien Coteaux Bourguignons 2015

 
フレデリック・マニャン コート・ブルギニオン 2014
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインは、ブルゴーニュのワインメーカー、フレデリック・マニャンがつくっている「コート・ブルギニオン」の赤。基本的には平格ブルゴーニュに近い性質でしょう。このフレデリック・マニャンのワインは、以前に白を飲んでみたことがあるけれども、その時は「樽香が浮いていて円満ではなかった」とコメントしている。はたしてこの赤ワインはどうなんだろう。
 
 まず見た目。ちょっとオレンジ色がかった、赤ワインとしてもかなり薄い色。ブルゴーニュワインの本家・コート・ドールのやつでいえば、ヴォルネみたいだ。香りは、桐箱というより化粧箱のような、ちょっとお線香めいた香りがする。それから革とニス。皮が香ってくるのは平格ブルゴーニュっぽさがある。
 
 口をつけてみると、やはり化粧箱のような香りが口のなかいっぱいに広がり、革っぽい香りを伴ったさっぱりとした飲み心地。ブルゴーニュ赤としては飲みごたえのほうがしっかりしていてタンニンもそこそこある。でもって、ちょっと乳酸っぽい口当たり。欲張って香り高く仕上げている、というより平格ブルゴーニュ赤として濃いめにつくってみましたという感じで好感がもてる。