北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1928】Viejo Marchiante "Valdepenas" Gran Reserva 2011

 
ビエホ マルチャンテ レセルバ 2012 ボデガス ナバロ ロペス
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインはスペイン産の2011赤ワイン。ただ、ワインを抜栓する時、ボトルの首のあたりにネバネバっとした手触りがあった。これは一度吹きこぼれているのでは。
 
 グラスに注いでみると赤茶色で不透明もいいところな真っ黒茶色ワイン。香りは、コーヒー牛乳と外国風石鹸、それから古くなった醤油。品種はテンプラだろーと思ってボトルを確かめてみると、テンプラニージョとある。らしくていいんじゃないかと思う。 
 
 口に含むと、甘さは控えめ、果実味はしっかり、で、古醤油から転じて、甘くないみたらし団子(高山市で露店売りしているような)みたいな風味を伴っている。お世辞にも味はすごくおいしいってわけにはいかないが、香りはなかなかしっかりしている。醤油の香りがいやでなければいけるくちだと思う。
 
 ※翌日。醤油っぽい風味が少し落ちて相対的にバランスの良い、付き合いやすいワインになった。ただ、そのぶん没個性になってしまったきらいはある。個人的には、初日のあくの強い顔貌のほうが好きだ。