北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1934】Jermann Chardonnay 2017

 
イエルマン シャルドネ 2018
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインは、イタリア北東部、フリウリ=ヴェネチア・ジューリア州のなかでも信頼しているイエルマンのシャルドネ。昔はこれが2200円ぐらいだったのに、今では1.5倍ぐらいになっている。この地域のワインはお買い得だったと思うので、知られてしまった以上、ある程度は仕方ない気がする。前回飲んだのは10年前で、イタリアワインからワイン稽古をはじめたばかりの頃。
 
 グラスに注ぐと、あまり色の濃くない、ちょっと黄金色だけどじゅうぶんに薄い白ワイン色。これを見て高級系シャルドネを連想する人はいないと思う。香りは、ほんのり花畑&蜂蜜クッキーが匂い立ってくるような。ちょっと冷やしすぎているせいかもだけど、爽やか系フレーバーのシャルドネといった印象。 
 
 口に含むと、青リンゴのような酸味のくっきりとした、目の醒めるようなシャルドネシャルドネのなかでは、これはマコンのシャルドネのような、爽やか系をはっきり狙った品なんじゃないか。いくらか温度が低いとはいえ、ここまで爽やかだとびっくりしてしまう。直近だと、リュリーのシャルドネに近いけれども、こちらのほうがきめが細かく集中力がある。温度が上がってくるとこってりした飲み応えを伴ってきてこれもまたいい。ステンレスタンク系のシャルドネかと思ったら、サイトをみるとバニラが云々とあるので樽も使っているのかも。このメーカーはもっとこってり路線の「ワードリームス」という上位シャルドネも創っているので、これがさっぱり路線につくられているのはわかる気がする。それでも良い出来だ、蜂蜜クッキーとリンゴをたっぷり楽しみました。
 
 ※二日目は蜂蜜クッキーさが弱くなってしまった。そうなると、平均的なマコンのシャルドネになってしまう……かと思いきや、植物系エキスがますます強まって飲み応えがある。現在のこのワインの価格帯を考えた時、比肩すべきは(もう少し割高だけど)ブルゴーニュシャルドネの雄、コント・ラフォンやルフレーヴのマコンになるだろうけれど、それらに比べるともうワンランク植物重視-リッチ軽視なのかもしれない。イスラエルコスパシャルドネ、ヤルデンに比較すると、こちらのほうがウケは悪そうだけどこちらはこちらで植物系エキス重視の明確な表現があるから優劣はつけがたい。