北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1947】Louis Latour Corton Charlemagne Grand Cru 1988

 
ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ 2014
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 ルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュはミネラルたっぷり系のシャルドネの頭領みたいなやつ。今回は、31年前につくられたやつがまたも二本構成。どうしてくれよう。

 まず一本目の見た目。オレンジ色、というよりへたなロゼみたいに朱色っぽさがある。わずかに濁っているかもしれない。香りは……米酢みたいなやつ。あまりはっきりと匂わない。口をつけると残念ビネガー系。ミネラルがだんだんなくなってまるっとしたワイン。おつまみのパテにはよく合う。しばらくすると、このワインは猛烈なピーナッツの風味と段ボールの香りを伴って面白い姿になってきた。色も、少し輝きを伴ってきたかもしれない。とはいえ、やはり衰弱したワインには違いない。
ところが二本目はミネラル!ミネラル健在、ミネラルがそびえていてそれでいてまろやか。余韻、どこまでも長い!めちゃめちゃリンゴもあり酸が残っている。二本目もピーナッツを伴っていて、しかもだんだんまろやかに。これはうまい。飲み頃のピークは過ぎているかもだけど旨いものには違いなかった。