北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1950】Chateau Canon la Gaffeliere 1990

 
シャトー・カノン・ラ・ギャフリエール [2007]
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 続いてボルドーサンテミリオンの品。こいつは凄まじい発酵食品の香りがして、赤味噌と言われるとそうだと思うほど。土とキノコ、腐葉土といった香りがぷんぷん。色は濃く、タンニンがしっかりしていて、果実味はあるけれども渋みと苦味が優勢でしり込みしてしまう。ただ、時間が経ってくると果実がふくらんできて、カンゾウリキュールみたいな薬っぽい甘さも伴うようになって穏やかな飲み物になってきた。なるほどこんな風に飲めるのか、とても複雑な有機物っぽさのあるボルドーのワインだった。