北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1958】Estratego Real (N.V.)

 
エストラテゴ レアル 赤
 
 このワインは、スペイン産の安赤ワインとしては割と名の知れた、エストラテゴ・レアルの赤ワイン。このワインログでは、なんと第15回、2009年3月15日に飲んでいる。ワインのことを右も左もわからなかった頃に飲んで、まずまずの印象だった様子。今飲んだらどう思うんだろう?
 
 まず見た目。やや青紫色、というかちょっと蛍光ピンクの混じったようなワインレッドにみえる。香りは、なんだか煮詰めたプルーンのよう。ごつい果実味、それとマジックみたいな香りが強い。
 
 口に運んでみると、プルーン系の果実味に加えてすんごく酸っぱい。果実系の酸味が口のなかいっぱいに広がってけっこうきつい。タンニンは穏やかで、ちょっと口当たりがざらざらして感じられる。ざらざらしているうえに、口当たりがクリーミー。ちょっとあんこのような後味もある。でも、押し寄せる酸っぱさとプルーンに振り回されるところもある。剛腕。これペーハーが低くてなおかつ果実味の強いタイプのワインじゃあないだろうか。前回は、酸味をほとんど感じないとかコメントしていたけれども、今回は逆で、酸味お化け。一人でたくさん飲めるようなワインではないので、今日と明日飲んで、残りは料理にまわそう。料理に回したら、こういうワインは役に立つような気がする。