北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1961】Evodia Garnacha 2017

 
エヴォディア[2017]年・D.Oカラタユド・アルトビヌム(ボデガス・サン・アレハンドロ社)
 
 このワインはスペインワインのセットか何かに入っていたらしき、赤ワイン。ボトルにはパーカーポイント90点というシールが貼られている。この「パーカーポイント90点」、だいたい似たような雰囲気の似たようなワインが多いのでこいつもたぶんそうだと思いつつ抜栓。
 
 まず見た目。やたら不透明な濃いワインレッド。とにかく暗い。香りはもうもうとしたジャム系果実、すごく濃そう。でもってそこにベーコンが少し混じっている感じがあり、同じ品種系のローヌのワインを思い出したりする。かと思えば檜系入浴剤の香りがよぎることも。うまそう。
 
 口に運ぶと、苦みとザラザラな舌ざわりにびっくり。このワイン、果実味がしっかりしている一方でかなり苦い!タンニンよりも苦み先行、で、飲む段階になってもベーコンフレーバーがしっかり漂っている。苦みとベーコン、転じて、飲み物というより食べ物のごときワインだ、ナイフとフォークを持ってきていただきたくなるようなやつ。檜系入浴剤から鉛筆っぽさに流れるところもあり、その点も含めて「パーカーポイント90点」の安ワインとして典型的。
 
 ※二日目は、苦みが軽くなって飲みやすく、果実味が全面に出てきたけれども、そうなるとこのワインらしさが見えづらくなる。