北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1964】Louis Picamelot Vin Mousseux Blanc de Blancs Chardonnay Brut (N.V.)

 
ルイ・ピカメロ・ヴァン・ムスー・ブラン・ド・ブラン・シャルドネ・ブリュット
 
 このワインは、ブルゴーニュ地方で旨いスパークリングワインを作っているルイ・ピカネロのシャルドネ製スパークリングワイン、いわゆるブランドブラン。このワインはシャンパーニュ製ではないから「シャンパーニュ」でないのはもちろん「クレマン・ド・ブルゴーニュ」でもなく、「ヴァン・ムスー」という一番格下の格付け。でも、このメーカーは実を取るメーカーなのでまずいってことはないはず。
 
 まず見た目。白ワインとしては標準的な、シャンパンだとしたら少し輝きの足りないような白っぽい色合い。泡はじゅうぶんに細かなものがごわごわと立ち上って見ごたえはある。香りは……ちょっと控えめかなぁ。
 
 口をつけてみると、青りんごが口のなかいっぱいに広がる!いや、青くないりんごもかも。これは、いつぞやに飲んだリュリーのシャルドネに泡を付加したような。というか、あのリュリーが泡的すぎるのかもしれない。ちょっと金属っぽいキンキンとした風味が伴っているかもだけど、ある程度の甘味を伴っているのでそれほど気にならない。苦みが少なく、飲み口が軽いあたりはヴァン・ムスーっぽいけれども、逆に言えばぐいぐい飲めるということでもある。重厚なスパークリングワインを求めるのでなく、ライトな飲み口とリンゴらしさを楽しむならこのワインはアリだと思った。