メオ・カミュゼ・フィサン・プルミエ・クリュ クロ・デュ・シャピトル
※リンク先はヴィンテージが異なります
このワインは、コート・ド・ニュイでは有名な作り手、メオ・カミュゼがフィサンでつくっている一級。2009年という強いヴィンテージの品なので10年以上待って、ようやく対峙してみることにした。
まず見た目は、かなり黒っぽくてピノ・ノワールとしても濃い。グラスをしげしげと眺めるとじつに黒々としている。香りはチョコレートっぽさが漂う。あと濃度の高そうな、糖度の高そうなサクランボ。ただし、猛烈に香りたつようなものではない。
口に含むと、ちょっとビターでタンニンもばさっとした、割と硬派なピノ・ノワール。濃度が高いというか、口のなかでの充実感が高く、いいワインだなーと感じるけれども魅力たっぷりという感じではなく、なんだかつっけんどんな態度。コート・ド・ニュイの一級にしては愛想が良くないのか、それともこれから化けて華やかになっていくのか、とりあえず様子見。初日、二杯飲んでみたけれども値段にみあった内容とは言えなかった。二日目に期待したい。
※二日目は、初日に比べると干し草の山みたいな香り、ベーコンみたいな香りが強まったと感じる。田舎くさいワインだけど、フィサンという産地はそこに文句言ってはいけない産地だと思うし、これを堪能しなさい、ということかもしれない。