北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1982】Cusumano Insolia 2018

 
クズマーノ インソリア 現行
 
 クズマーノの白ワインは爽やかで飲みやすいシチリアワイン!という感じなので疲れた日にはぴったり。そう思ってこれをあけてみることにした。インソリアという土着品種、そのベーシック品。
 
 グラスに注いでみると、ちょっと緑色がかった、意外にしっかりとした麦わら色。そう、麦わら色なのにほんのりグリーンが入っているようにも見える不思議。あれっこんなワインだったっけ? 少し気泡が混じっている。香りはほんのりメロンの香りに爽やかな台所洗剤系のシトラスな香りがはじける。ちょっとビワっぽくもあるかもしれない。うまそうだ。
 
 口に運んでみると、非常に爽やかなシトラス風味!すだちとか、そういうのを連想させる風味に、さきほどのメロンの香りやビワの香りが混じり合っている。個人的には、このメロンみたいなやつは新世界ワインにはあっていいけど、イタリアやフランスワインには期待しないので好きではないのだけど、これは好き好きの問題だと思う。爽やかで、うるおいがあって、酸も……あれっ酸が少し弱いのか、口に運ぶ段階では酸味があるんだけど後味まで酸が尾を引かないのは実際には酸が弱く、腰が少しフラフラしているのだと思う。温暖化の影響だろうか?