北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1984】Filipetti Pinot-Chardonnay Vino Spumante Brut (N.V.)

 ピノ シャルドネ スプマンテ ブリュット フィリペッティ NV
 
 北イタリアでは新型コロナウイルス感染症が大変なことになっている。これに対してできることは少ないけれども、ワイン飲みとしては当地のワインを優先的に買って消費するのが僅かな応援になるんじゃないかなとか思ったり。このワインは、ロンバルディア州でつくられている安いスプマンテシャルドネでできているとのことだけどアルコール度数は11.5%なので、あまりごついワインではないでしょう。
 
 まず見た目。うっすいレモン色のスプマンテで、泡は...少ないです。とっても泡が少ない。なんなのこれ、フリツァンテ並みじゃないの? 口をひらくと、キンキンとした金属感がある。それでいて酸味があまり強くなくて飲み心地がライト、八朔みたいな。これは一般的なスパークリングワインではだめなやつ、スプマンテとしては妥当なやつだ。イタリアが誇る安いスプマンテは、こういういい加減なつくりで十分いいというか、こういうの飲みながらご飯を食べるのがいいと思う。ただ、こいつはスプマンテにしてはちょっと高い。コスパという点では……おすすめできないかも。