北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2003】Ata Rangi Crimson Pinot Noir 2017

【アタ ランギ】 クリムゾン ピノ ノワール [2018]
※リンク先はヴィンテージが異なります。
 
 このワインは、ワインショップで「今日は、新世界らしいピノ・ノワールをいただきたい」とお願いしたらリコメンドされたもの。見知らぬメーカーの品ですが、はたして。
 
 まず見た目は梅や紫蘇のように鮮やかなワインレッド。香りは、甘いさくらんぼ全開でいかにも新世界な感じ、ごく単純にうまそうだ。
 
 口をつけるとしっかりとしたタンニンと苦味。そこから果実味を合わせると、種ごとさくらんぼをワインにしたような趣がある。この「種ごと」が最初は曲者だったけれども、飲み進めるにつれて果実味がより新鮮さと集中力を増していって面白みが出てきた。旧世界ピノの模造品としてでなく、新世界ピノらしい品として対峙するぶんにはじゅうぶん納得できる品。春の夜にふさわしいワインでもあると思う。
 
 ※二日目は、ややアセロラっぽい、褪せた印象になってしまったので初日に飲んで吉かも。