北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2006】Calera Chardonnay 2016

 
カレラ シャルドネ 現行
 
 このワインは、カリフォルニアではおいしいシャルドネピノ・ノワールをつくっているカレラのシャルドネ。手頃でおいしいワインとして一定頻度で飲んでいたけれども(直近では2017年8月)、ここ最近は値段が上がり気味だったので避けていた。で、今回は久しぶりの対峙。
 
まず見た目、僅かに緑色っぽさを帯びているかもしれない、けれども「おおむね黄金色の」ワイン。とてもきれいだ。で、香りはザラメ糖をたっぷりまぶしたクッキーに、蜂蜜をドボドボかけたようなすごく幸せそうなやつが来る。それでいて、ちょっと湿り気のある、憂いをおびた香りなのがこのワインの偉いところ。うんうん、とてもおいしそうですよ。
 
 口に含んでみると、少しメロンっぽい気配があって、このメロンっぽさが新世界のシャルドネの証明書になっている、ような感じはある。酸味はあまり強くなく、果実味がたっぷりと感じられるので、総じて、カリフォルニア産のシャルドネってこんな感じだよねという味わい。フランスの高級シャルドネとは路線が違うけれども、これはこれでやっぱり旨いものではある。