北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2025】Alain Thienot Champagne(N.V.)

 

 
 今日は、ワイン会と言って良いような飲み会にお邪魔して、学びのひととき。
人が集まってワイン談義をするのはすっかり久しぶりになってしまった。このワインログは、しばらくの間、この集まりの時の稽古相手で更新する予定(で、ブログのなかのひとはワインを少しお休みの予定)。
 
 このワインの造り手は他界しているらしく、今は関係者がシャンパンを作っているだけ。で、このボトルはいったいどれぐらい古いのか見当がつかないと。
 
 グラスに注がれた色合いはまさにオレンジ。うっすらと枇杷のような色合いで、泡は目ではとらえられない。香りは……あんまりわからないや。
 
 口をつけると、初手ではシェリーっぽい、古いワインのきつい感じが来た。炭酸は微炭酸で気持ち良いけれども、シェリー一色だったら残念だな、前菜のお供に徹してもらおうかと思っていたら、しばらくして、シャンパンらしい苦みと酸味が存外しっかりしていることがわかってきた。歳を取っているのは確かだけど、シャンパンの外観はちゃんと保たれている。もう少し味を確かめてみたいなぁと思った時点で飲み終わってしまった。あと一杯ぐらい飲んだら、印象はまた変わったかもしれない。