北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2036】Cono Sur Reserva Especial Cavernet Sauvignon 2017

Cabernet Sauvignon Reserva Especial
 
今日は飲むワインに迷って、迷ったあげく、コノ・スルの定番、カベルネソーヴィニヨンのリゼルヴァクラスに目が留まってこれにしてみることにした。コノ・スルなので安定した飲み物に違いないでしょう。
 
ワイングラスに注いでみると、意外にも、あまり青紫色っぽくない、やや暗い色調。あれっこんなに普通の色合いだったっけ。香りは、ヒノキの入浴剤のような爽やかな木の香りがすーっと鼻腔に入って来る。プラムっぽい果実香もあるけれど、なにより、ヒノキの入浴剤の出張り具合がすごい。
 
口をつけると、ひとくちめは落ち着いたカベルネソーヴィニヨンらしい、そこにヒノキの入浴剤っぽいフレーバーがたっぷり漂う落ち着いたワイン。だったのだけど、たちまち、かなり糖度の高そうな果実味が襲い掛かってきてはちきれんばかりになっている。プラムとブラックチェリーを足したような強烈な果実味で、相対的にタンニンは控えめ。ワインの裏ラベルには「鮮烈なカシスやブラックベリーの香りに、モカや黒コショウのノートが複雑さを与えています」とあるけれども、モカのくだりまでは、そうかもしれない。黒コショウは……ヒノキの入浴剤の陰に隠れていてよくわかんないかも。しっかりとした果実味の新世界カベルネらしいつくりで、飲み飽きるかなと思ったら、意外に飽きない。丸ごと一本飲んだら飽きちゃうかもだけど。
 
 ※翌日はヒノキの入浴剤のような香りが少し落ち着いて飲みやすくなった。それでも重たいワインではある。