ラック ド ビュル ブリュット [NV] スパークリングワイン 白
このワインはスペイン産の安いスパークリングワイン。シャンパンが馬鹿みたく値上がりしてしまった今は、デイリーユースの泡モノとして他所のスパークリングワインはありがたいところ。そしてこのワインはスペイン土着品種アイレンでつくられているので違った味わいがあるはず。
グラスに注いでみた色は、普通の白ワインが泡を立てているような、淡いレモン色。泡はかなりしっかりしていて、どんどん泡が湧き上がってくる。香りは典型的なシャンパン香とはだいぶ違った、花や香草っぽいやつ。記憶違いでなければ、アイレンという品種のスパークリングワインはこんな香りだったと思う。(と思って過去ログを調べると、アイレンを飲んだ記録はひとつしか検索できなかった。そのときは香りはあまりしなかった模様。)
口をつけると、八朔や夏みかんのような軽い苦みを帯びた柑橘系のフレーバーが口のなかに広がる。後味は少しヨーグルト的、飲み終わった後の余韻はあくまで軽く炭酸的。
典型的なシャンパンのフレーバーからは遠いけれど、暑さの季節にはちょうど良い塩梅。へたにシャンパンをパクッていないぶん、これはこれでいいように思えた。