北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2040】Sendas Del Rey Tinto Felix Solis Avantis 2018

センダス デル レイ 赤 2018 フェリックス ソリス アヴァンティス
 
グラスに注いだ見た目は、茶褐色っぽさをわずかに帯びた、暗い赤ワイン色。透明度はかなり低い。香りは……なんだこれは。へんなにおいがするぞ。しいて言えば染料につけた木材。よく、このブログではヒノキの入浴剤という表現を若いカベルネソーヴィニヨンにあてるけれども、これはそういう次元を超えている。香草?いや、ドクダミ?それとも強烈な塩素? わずかに肉系の香りもあるような気はする。でも、ワインから嗅いだことのない強烈な刺激にうろたえずにはいられない。
 
口をつけると、どうやら果実の風味が漂ってきてほっとした。ここでも、肉系のフレーバーがあり、ほどほどのタンニン、あまり甘きに流れないジューシーな果実。とりあえず飲めないことはない。ただ、時折のどの奥から例の強烈な刺激臭が追いかけてくるような気がしてヒッとなる瞬間はある。ワインは香りを楽しむ飲み物でもあるというけれど、こいつはどうしても香りが楽しめないのでワインとしては評価しづらい。いまいち。