北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2045】Chauvenet-Chopin Bourgogne Pinot Noir 2017

 
ブルゴーニュ ピノノワール [2016] ショーヴネ ショパン
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインは、何かのワインセットについていたショーヴネ・ショパンという作り手の平格ブルゴーニュ。最近は平格もだいぶ高い値段になりがちなので、知らないメーカーのワインは知らないままになりがち。こいつもそんなひとつだったので良い稽古になればいいんだけど

 
 まず見た目。薄い!朱色にかなり寄ったワインレッドで、部屋の明かりがワインを透過してピンク色の影をつくっている。グラスの辺縁が透明な感じで、本当に薄いぞという感じがする。でも平格ブルゴーニュってそういうもの。香りは、ほんのりと赤系果実、またはアセロラの香り+革細工みたいなやつ。このあたりも平格ブルゴーニュ直球という感じで典型的。
 
 口に運ぶと、アセロラ節がさく裂!しかし意外に充実感があるというか、革っぽい香りを伴いながら口のなかで果実だぞーという存在感を発揮している。いくらかタンニンがあり、カフェオレみたいな飲み心地を伴っているのもいいのかもしれない。より格上のブルゴーニュ赤にありがちな典雅さや華やかさは欠いているけれども、これは手堅く美味い。あっさりとした豚肉料理ともいい付き合いをしてくれた。
 
※翌日になると、舌触りにおしろいのような良い香りが伴うようになって平格ブルゴーニュ赤としてはご立派な体裁になってきた。なかなか頑張っている様子。