北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2046】Cono Sur "Bicicleta" Viognier 2018

 
コノスル ヴィオニエ ビシクレタ
※リンク先は現行ヴィンテージです。
 
まず見た目。レモン色の、標準的な白ワインだ。可もなく不可もない感じ、香りは、すがすがしい台所洗剤系のものに、草の枝、またはソーヴィニヨンブラン系にあるような草っぽいニュアンスがぶわーんと香る。
 
口をつけると、とろとろの口当たりで、そのとろとろの後ろからおずおずと酸味が漂ってくる。酸味はレモンを想像させるところがあり、酸味よりも口のなかでの膨張力のほうが目立つため、ワインはふくよかな雰囲気になっている。あと、飲む段になるとキュウリの雰囲気が漂っているとも感じる。そのあたりも含め、冷やして満足なワインという感じ。部屋の温度になじんでくると、ちょっと重たくなる。いつも以上に温度を気にしながら飲んだ。
 
※翌日は、蜜のような香りが前に出てくるスタートだけど、草の枝っぽさは健在。ちょっとえぐい感じが減点対象といえば減点対象だけど、この価格帯のワインの場合、減点法の採点でなく加点法で考えたほうが建設的で、まずまずふっくらとした、かつ爽やかさを伴った白ワインであることを喜ぶのが筋だと思う。減点の少ないワインがお望みならもっと払わないといけない。