北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2064】Strong Peyror 14% (N.V.)

 
ストロング ペイヨール 14%
 
グラスに注ぐと、赤茶けたワインレッド。黒々とはしているのだけど、どこか、茶色っぽさを連想させるものがあり、あまり青紫色っぽさがない。香りは、線香っぽいというより、ちょっとパラフィンみたいな香りがする。このワインはテンプラリージョ100%というけれど、同品種にありがちな醤油っぽさはあまり意識されない。
 
口に運ぶと、かなりしっかりとした苦みと上顎にはりつく渋みがわっと広がる。それらをおしてでも湧き上がってくる強烈な果実味。たしかに「ストロング」だ! そして口のなかに残る、冷蔵庫のなかにずっと置いていた古い醤油のような風味。やっぱり来た!へんな醤油来た! とっても強いテンプラリージョだ。名前に偽りなし。あとで判明したけど、このワインは500円ほどで手に入る安物だったらしい。その値段を考えればワイン然としていてよくできていると思う。古い醤油のような風味が嫌いでなければ、飲める。