北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2065】Torbreck GMS Old Vines Barossa Valley 2017


トルブレック GMS [2017]
 
見た目は、まずまず赤茶色のワインレッド。暗いけど透明感があっていい色をしている。香りは、黒系果実のジャムっぽい香りに加えて、化粧箱や化粧品系のなんだか上品な香りが伴っている。いい香りだ、ローヌの動物丸出しグルナッシュとは様子がちょっと違う。
 
口をつけると、初手はちょっと堅い感じがする。果実味と苦みがまだ溶け合っていない感じ。こういうのは、ワインの辻褄をあわせるのに少し時間がかかるだろうから、ゆっくり飲もう。時間が経ってくると、果実味と苦みがうまく合ってきて、と同時にグルナッシュらしい動物感がだんだん伴うようになってきた。ただ、このワインは毛むくじゃらというには遠くて澄ましたところを残している。それもまたいい。
 
※翌日は、果実味がますます強くなって、まるでフルーツ爆弾のよう。初日よりもやや単調だけど、初日と雰囲気が異なるのでこれはこれで楽しめた。でも、今回の抜栓は初日のほうが総合的な面白さがいろいろあって良かったと思う。