北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2070】Livio Felluga Pinot Grigio 2018

リヴィオ・フェッルーガ ピノグリージョ2018
 
このワインは、4000円を切る値段で売られているのを発見して、大急ぎで保護したもの。このメーカーの白ワインを4000円未満で手に入れられることはまずない。喜んでこれにあたってみることにした。
 
まず見た目は、少し麦わら色。ピノ・グリージョ(ピノ・グリ)としては標準的だ。香りは、素晴らしい蜜と花束、スモーキーとかそんなんじやなくて、すんごい花束みたいな香りがこみ上げてきて、並のピノグリージョではない。
飲み始めは、なんだかくぐもったみたいな感じだったが、次第に、低音の効いた、重心の低い、威厳のある様子になってきてびっくりした。酸味は後から追いかけてくるけど弱いわけでなく、この低音のきいた、ミネラリーな展開のおかげでワインが空洞化してしまう様子もない。素晴らしい体験となった。
 
※翌日は酸化が進んで少し酸っぱさを帯びるようになってしまったが、たっぷり花束の要素はまだ残っている。並みのピノ・グリージョに比べると、やはりフローラルな香りの彩りというか、バリエーションに豊かさがある。また、低音よりも苦みがちょっと目立つようになり、少し平凡&疲れた方向にワインがふれてしまった。ただし、初日から二日目にかけてはワインを運んでしまったため、ワインのコンディションはかなり悪くなっていたはず。普通の環境で二日目を飲めば、もっともっと良い体験になったと思う。