北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2076】Pierre Naradis 2017

 

ピエール・ナラディス 2017
 
このワインは、なんだかよくわからないなで肩のワインボトルに入った赤ワイン。後で調べたところでは、こいつはプロヴァンスでつくられたメルローなんだそうで。そうは知らず、ブルゴーニュ系のグラスに注いでしまった。
 
見た目は、赤茶色の、暗くて透明な液体。香りは、結構しっかりとした甘いワインの香り。プラムと蜂蜜っぽさがあって初手からウインクしているみたいだ。ちょっとピーマンっぽさがあるかもだけど、これは品種を知った後だから気づき得たことで、たぶんブラインドではわからない。やがて、鉛筆みたいな香りが高まってきた。
 
口に含むと、すっきりとした果実味の飲みやすいスタイル。タンニンはあまり感じられず、とにかくとっつきやすい。メルローってこんなに飲みやすいスタイルだったっけ? と驚くような。少なくとも減点法で減点したくなる要素は見当たらない。くせなく、するすると飲める赤ワインだ。
 
※翌日は、少し苦みが増したけれどもまだするすると飲める。デイリーワインとしてとにかくよくできている。