北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2108】Monte del Fra "Custoza" 2018

クストーザ 2019 モンテ デル フラ
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
この白ワインは、どこのどういう品だか全くわからないまま購入した謎の白ワイン。この記事を書いているときに確認したところ、イタリア北東部はヴェネト州でつくられているブレンドワインらしい。
 
まず見た目。ちょっと濃い黄色をしていて、濃い濃度になる角度からみると、黄色い割には緑色が混じっていることに気づく。あと気泡が少し混じっているぞ。香りは、フローラルな香りがふんわりと感じられて心地よかったけれど、二度三度と確かめるとそうでなく、ハッカの香りが僅かにある。
 
口に運んでみると、わずかにえぐみがあるような気がする。色と一緒に考えると、わずかに傷んでいる? のかもしれない。でもそれはいったん置こう。とても潤いのある味で、みずみずしいワインだ。酸味はあるけど軽めで、石灰~ラムネ~ハッカ系のすーすーしたニュアンスを伴っている。少し温度があがってくるとえぐみを帯びて感じられることがある。鯵の塩焼きとやると、なんとワインが鯵に勝ってしまっている気がする。これはきつい。もう一度冷やすと、まずまずいけるようになる。このワイン、いろいろ手を加えてえぐくなっているのかな? 涼しい時は涼しいし、潤いもあるので悪いワインというわけでではないけれど、えぐい瞬間のえぐみがちょっと辛い。価格を考えるとしようがないのかもしれないけど、円満なワイン、とは言い切れない。
 
※翌日は、えぐみが減って飲みやすくなったが、それでもまだ少しやりづらいところがある。あまり値段の高くないイタリアワインのくせに格上のワインと張り合おうとして、さっくりとした日常酒としての大事なところをこいつは見失っているのではないか、という印象が残った。肩ひじが張っている。