北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2117】Joseph Drouhin Bourgogne Aligote 2018

 
メゾン ジョセフ・ドルーアン アリゴテ 現行VT
 
最近、ワインを「身体にやさしい日常酒」カテゴリと「価格とクオリティのバランスに優れた中堅酒」カテゴリ、それから「貴重品」カテゴリにわけて考えるようになり、アリゴテという品種は「身体にやさしい日常酒」の候補として有望じゃないかと思っていたりする。新世界のシャルドネソーヴィニョン・ブランに比べて押し出しは弱いけれど、そういう押し出しの弱いワインのほうが日常酒としての適性が高い気がするからだ。
 
まず見た目。少し麦わら色をした、あまり濃くない色合い。そして香りは少しオイリーな台所洗剤系の芳香がかすかによぎる。強烈な香りを押し付けてくるでなく、これぐらいでいいと思う。
 
口に含むと、八朔系の軽い酸味と果実味、そして苦み。それらも押しつけがましくなく非常に軽いところでバランスがとれている。酸味や苦みがそんなに強いワインではなく、鯛のソテーや根菜スープとも行儀良く付き合ってくれている。すごみのあるワインではないかもしれないけれど、気持ちの良いワインで期待どおりの内容だった。