北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2140】Sartori "Brush" Pinot Grigio 2018

 
サルトーリ ピノ・グリージョ ブラッシュ
 
このワインはイタリア北東部のヴェネト州でつくられている、見知らぬロゼワイン。ワインのもとになっている品種はピノ・グリージョ、あまりロゼに使われている印象のない品種ではある。確か、ぶどうの果皮が灰色とかピンク色とか、そんな感じの色だったような。だからか、このワインはロゼとはいえすごく色が淡い。うっすらとした桜色をしている。
 
で、香りのチェック。ロゼにありがちな金柑ーかんきつ系の香りは弱く、代わりにピノ・グリージョらしい爽やかな香りが優勢。とはいえまったく後者然としているだけでなく、いくらかロゼっぽさもあって、白のピノ・グリージョとは差別化できている感じはある。
 
口に運ぶと、はっきりとした作風の違いがあらわれるーーロゼ然とした金柑-かんきつ系の風味がぶわーっと広がって、チェリー系の酸味が爽やかに口に残る。白のピノ・グリージョ譲りのさわやか花畑風味と瑞々しさがこのワインには残っている感じもあり、飲み口は軽快、ロゼらしい手ごたえはあっても重たい感じではない。軽量級のロゼワインとしてはぜんぜんアリだと感じた。お値段も安いし。
 
※二日目は少しえぐみが入ったかもしれない。とはいえ合格点の水準。