北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2214】Cusumano Shamaris 2019

 
クズマーノ シャマリス 現行
 
このワインは、シチリアでお買い得ワインをたくさん作っているクズマーノの白ワイン。ここは色々な名前のワインを作っていて、ときどき見知らぬワインに出会ったりする。これもそのひとつで、こんな白ワインあったっけ? な品。 どんなブドウ品種なのかなとサイトを確認すると、なんとグリッロ100%とある。グリッロはシチリアの土着品種で、以前の別メーカーの品の記録を確認すると、ネギ、ミカン水、ミント、ビワ、メロン、等々に喩えたい風味だったとある。さあ、こいつはどうだろうか。
 
クズマーノではおなじみのガラスの栓をあけると、いきなりビワとみかん水の香りがぶわっと。色は少しオレンジがかった黄色で、グラスで香りを確認すると、よく熟れたビワとメレンゲの香りが合わさったような甘い香りにミントを1枚添えたような香りがする。
 
口をつけると、すごくみかん水している。そこに、やはりビワの風味と石灰岩系の酸味が差し込む。うまい!これは別メーカーの品よりも良いぞ、ビワやミントの輪郭がくっきりしていて端正だ。いいワインじゃないか。
 
※二日目。ビワの香りがすっかり落ちてしまった! こうなると、あまり楽しい感じがしない。割と普通に白ワインしている。ということは、初日に大人数で飲み切ってしまって吉か。