北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2220】Primosic Ribolla Gialla 2018

 
リボッラ ジャッラ 2018 プリモシッチ

このワインは、イタリア北東部のフリウリ-ヴェネチア・ジューリア州でつくられている土着品種リボッラジャッラのもの。この品種はしばらくご無沙汰していたので、久しぶりにぐいーと飲んでみたくなったのだった。ところが昔よく飲んでいた銘柄は手に入らず、見知らぬこれが手許に。どんなワインだろう。
 
まず見た目。結構黄金色している。見たところ、村名格のムルソーみたいな色合いか、それより少し照りのあるような。においを確認すると、掘ったばかりのネギのような香りがする。シャルドネの香りではない。
 
口に含むと、なんと、ムルソーもかくやというナッツな香りがふわーっと広がる。それでいて、ネギ。ネギがいるからムルソーではない。酸味の性質はやはりシャルドネ寄りではなく、すーすーする成分を伴っている。苦みは強くも弱くもない。少し経つと、蜂蜜をつけて炒ったようなナッツの香りとハーブの香りがあってますます楽しいワインになってきた。いいんじゃないかと思う。
 
※翌日は、少し小柄なワインになってしまったけれども、ナッツとネギの効いた基調は変わらず、とても飲み心地が良い。鮭料理と良い相性を示しているのは、このワインが結構こってりしているおかげじゃないかと思う。翌日も良好、リボッラ・ジャッラという品種の良さを存分に楽しめるひとときだった。