北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2235】Argiolas "Carda Nera" Carignano del Sulcis DOC 2019

 
アルジオラス カルダネーラ 2019
 
このワインは、サルデーニャ島で一番信頼しているアルジオラスの手による、カリニャン(カリニャーノ)でつくられたワイン。カリニャン、あまり良い記憶がないので飲んだこともあまりない。でもアルジオラスなら美味いかもしれない。
 
ボトルからの香りで、今回はブルゴーニュグラスを選択。赤黒く、やや茶色がかった液体だ。香りは、香料~梅系線香のつんとした揮発性のやつが優勢、そして意外にも薔薇?のような華やかな香りが後から印象に残ることも。
 
口をつけてみると、かなりジャムっぽいというか、果実味の濃度が高い。というよりこれはトマトを連想させるものがある。タンニンは濃さの割に控えめで、トマトっぽさがつるつると口に入ってくる口当たりの良さがある。トマトペースト転じて、血のような雰囲気になることも。あと、香りにべっこう飴がよぎることもあるのは良い兆候だ、結構表情があるじゃないかこいつ。
 
これはローヌ系のグルナッシュとも、ボルドー新世界系の国際品種とも違ってる。もちろんピノ・ノワールやサンジョベーゼとも趣向が違っていて、これはこれで面白い。とりあえずカリニャンでうまいワインに出会えたのは良かった。
 
※このワインを飲んだ後、風邪をひいたらしく長らく飲めず、残りは料理用とホットワインとして使ってしまいました。