北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2239】Etichetta Grigia Colli di Lumi Vermentino Lvnae 2020

 
エチケッタ グリージャ コッリ ディ ルーニ ヴェルメンティーノ ルナエ
 
このワインは、ヴェルメンティーノの産地であるリグーリア州でつくられた品。ヴェルメンティーノは、ふだんは値段の安いサルディニア産を呑んでいるので、リグーリア州の品はすごく久しぶり(以前、グラディウスと名付けられた品との対峙記録がある。)
 
グラスに注ぐと、かなり色の薄い、ちょっとだけ気泡の混じっている白ワイン。ヴェルメンティーノ、気泡が混じることが本当に多い品種だ。香りは、ライムのデザインされた台所系洗剤のようなすがすがしい香りに、石灰岩やラムネを連想させる爽やかな香りを帯びている。そこからさらにネギや菖蒲を思わせる植物香が。結構豊かだぞ。
 
口に含むとキューッと口がすぼまるようなすがすがしい酸味。ここでも石灰岩やラムネの趣に、ネギや菖蒲のような植物エキスぶんがある。サルディニア産の同類、特にその安物と比較すると、ワインに膨らみが伴っていて、それを酸味でキュッと留めているような出来栄えになっているのが特徴か。ブラインドで識別できるとは思えないけど、いちおう気に留めておこう。