レ メートル ヴィニュロン ドゥ カスカステル
フィトゥー クール ドゥ シスト 2018
このワインは、ラングドック=ルーション地方でつくられている赤ワイン。品種はカリニャン、シラー、グルナッシュ、サイトの様子によれば80~100年の古木でつくられた品なんだという。さて、どんな品だろう。
まず、色。ごっつい赤紫色ながら、あまり青系のカラースペクトルではなく、不透明といえるほど濃くて黒ずんでいる。グルナッシュという品種はだいたいこんな色をしていると思う。香りは、梅系線香の香りにくわえて、もう少し爽やかなニュアンスがあるような予感。
で、口に運んでみると、香りの第一印象に比較して友好的で、なめらかで、ちょっと甘味がある。杉の木のような香りが鼻腔にぎゅわーんと抜けていくのは、樽の影響なんだろうか。樽といえば、この甘味の一因はバニラ? この甘味も含めて、あまり攻撃的ではなく、どちらかというと愛想のよいワインだ。
※二日目も、ふっくらと飲みやすいワインだった。