北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2276】Comtes Lafon Macon Uchizy Les Maranches 2019

 
[2019] マコン ウシジー レ マランシュ レ ゼリティエ デュ コント ラフォン
  
このワインは、コント・ラフォンが作っている(ただし、ドメーヌ直系ものではなく、葡萄を買って作っているネゴシアンものと思われる)マコン・ウシジィ。ウシジィではない同社のマコンなら、以前に一度対戦したことがあり、そのときの印象は「小さいながらよくまとまっている」だった。ところが、このワインについては寝かせて飲む人から「イマイチ」というアドバイスをいただいたので、じゃあ、超早飲みならいけるのか確かめてみようってことで2019を抜栓することにした。
 
大振りグラスか小振りグラスか迷った後、前者を選択。色はレモン色をした、適度に薄い白ワイン色。マコンという土地柄からいって、これぐらい薄いほうがなんだか安心できる。香りは、初手で蜜がぷん、と香って、そこから軽快な台所洗剤系の香り、それと少しクッキーのにおいも混じっている。ちょっとリッチなマコンのシャルドネ、といった雰囲気だ。
 
口をつけてみると、滑らかで涼やかな口当たり、それから目の覚めるような酸味がやってくるのだけど、その輪郭が結構いけていて、ちゃんと酸っぱいし余韻も長いのだけど、蜜やクッキーの香りと喧嘩することなく口から鼻にかけていっぱいに美味いやつが広がる。マコンなりに贅沢、それでいて溌剌としたマコンらしさも健在。少なくとも早飲みの段階ではこれ悪くないでは?
 
※翌日は、少し南のシャルドネらしさ、フルーツに傾いた風味となった。これは、初日のほうが良かったと思う。価格相応のシャルドネだけど、良くも悪くもそこまでといった感じ。手堅くはある。