北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2286】d.A. Winery Blanquette de Limoux Blanc de Blancs (N.V.)

 
(ジャン クロード マス) d.A. ブランケット リムー
 
このワインは、d.A.という、実質的には南仏の旨安ワインの作り手、ジャン・クロード・マスが手掛けているブランドのスパークリングワイン。格付けはヴァン・ムスー、要はいちばんテーブルワイン寄りの品なのだけど、そういう手軽できっとライトなスパークリングワインが欲しいシーズンが近づいてきたので、ストックしておいてみたもの。さあ、どんなおいしさをみせてくれるだろうか。
 
シャンパングラスに注いでみると、ちょっと赤みがかったところがあることに気づく。ロゼや、ブラン・ド・ノワールみたいな赤さではないけど、僅かにオレンジいろがかっている。香りは、八朔みたいな淡い柑橘系にラムネが混じっているような爽やかな香りが辺りにふわあっと広がってなかなか嬉しい。そうそう、ヴァン・ムスーならこれぐらいでいいんだよ。
 
口に運んでみると、半分ラムネ、半分八朔のような爽やかな香りが口を駆け抜ける。いや、これ本当にラムネっぽい。数秒後、これまた八朔のような淡い苦みが口のなかいっぱいに広がり、後味の段にはラムネ系の甘味と酸が残る。シャンパンに期待されるべき、重厚さや繊細さや奥行きはここにはないけれども、このクラスの(シャンパン模倣系ではない)スパークリングワインにあって欲しいものはだいたい揃っている。春めいてきた季節にふさわしい、飲んで気持ち良いひとときとなった。