北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2290】Chateau Haut Methee Bordeaux 2016

 
シャトー オー・メテ 2016
 
このワインは、ボルドー産安ワインのひとつで聞いたことがない。例によってブルゴーニュワインや新世界ワインよりも落ち着いた気持ちになりたい時に抜栓した。
 
まず見た目。カベルネソーヴィニヨン系のワインとしてはそれほど濃くない。ピノ・ノワールよりはもちろん薄いけれども、こしあんの透明度をあげたような色合いをしている。香りは、あまりはっきりしない。
 
口に運ぶと、酸味ですっきりした、甘味ひかえめ、口当たりもミルキーな典型的安ボルドー。リッチな感じは乏しいかわりに、食事との相性はとてもいい。食べながらデイリーに飲むぶんにはこれで十分。いつもいつも豪勢なワインを飲んでいたら、豪勢なワインが豪勢と感じられないわけで、こういうワインで緩急をつけ、なおかつ食事のお供として使っていくのが自分のワイン道だろうな、と思わせてくれるワイン。すごくないけど十分。
 
※翌日は、少し酸味が勝つようになっちゃったかもしれない。でもグラタン中心の家庭料理を相手取るならこういうのでいいんだよこういうので。