北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2296】Joseph Roty Bourgogne Blanc 2013

 
ジョセフ・ロティ ブルゴーニュ・ブラン 2015
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、ジョセフ・ロティが作っているという、「ブルゴーニュ・ブラン」なのだけどなんとシャルドネでなくピノブランでつくられている珍品。ブルゴーニュだって、もちろんシャルドネ以外の品種が作られているのだけど、果たしてどんな姿をしているんだろう?
 
まず見た目。これはシャルドネと大きくは変わらない。結構黄色っぽくて、いつも飲んでいるピノブランたちよりもシャルドネっぽくみえる。香りは……初手では(同じブルゴーニュの、シャルドネでいえば)マコンに近いと感じた。植物系のすがすがしさが前に出ているようなイメージ。
 
口をつけると、植物系のさわやかな風味と軽やかな酸味が駆け抜けていく。見た目と香りから、ロワールのミュスカデ系統をまずイメージした。ピノブランとしてみるなら、このワインは普段自分が飲むようなピノブランよりもやや立体感があり、なで肩ではなく、自己主張がある。ピノブランといったらソアーヴェクラシコ)みたいな、すんごくふわふわのワインをイメージするのだけど、これは、良くも悪くももう少し鯱張ったというか、フォーマルなワインというイメージが沸いた。とはいえ、食事との相性でいったらこういうのはとても良かったりするのだ。