北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2297】Domaine Jean Tardy & Fils Fixin "La Place" 2009

 
【ジャン タルディ】 フィサン ラ プラス [2015]
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
続いて登場したのは、ご縁のあまり無かったメーカーのフィサン、とはいえヴィンテージは豊穣の2009。きっと美味いに決まっている。ただ、ジョセフ・ロティからおいしい手作りパテをむしゃむしゃやりながら飲んでいたので、果たして、どこまで味わえているのやら。
 
見た目は、ブルゴーニュの赤としてはやや濃い部類かもしれない。暗い暗いガーネット色、といった風にうつる。香りは、香水・香料がこみあげてくるタイプではなく、ジューシーな香りと少し土っぽさがあるかな?ぐらい。なにしろパテに夢中になっていたので、評価があいまいになっている。
 
そうしたわけで、せっかくのフィサンも夕食のお供になってしまったのだった。でも、口当たりもいいし、パテと一緒にやれば極上果実酒といった様子で文句のいいようなどあるわけもなく。なにやら高貴な風情で飲む人を圧したり料理を目立たなくしたりするようなものじゃないけれど、これはフィサンだし、それもいいじゃないか、という気持ちになる。