北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2337】Feudi Di San Gregorio "Dubl" Falanghina Spumante (N.V.)

 
ドゥブル ファランギーナ スプマンテ NV フェウディ ディ サングレゴリオ
 
このワインは、以前に飲んでとても良かったフェウディ・ディ・サングレゴリオがつくるファランギーナのスパークリングワイン。久しぶりに派手に身体を動かした後、これをいただいてみることにした。
 
フルート型グラスに注ぐと、薄い金色をしていて泡ももこもこと立ち上り、いかにもうまそう。香りは、ハッカの予感が漂う、ちょっとラムネと青りんごのようなやつが豊かに来る。今日みたいな日にはうってつけの香りだ。
 
口に運ぶと、前回同様、かんきつはかんきつでもオレンジか伊予柑のような、甘み豊富なオレンジ色のかんきつを連想させる。そこに、ラムネやハッカ的な爽やかさが乗り、果物らしさに彩りを添える。苦みも相応にあるけれどでしゃばるほどではない。オレンジ系を個性の中心に据えたうえで、そのほかのニュアンスがそれを上手に引き立てている感じで、やっぱり名作といわざるを得ない。実はこのボトルも2400円ほどで購入したので、同価格帯の、欠点だらけの安シャンパーニュなんかに比べれば幸せな飲み物だ。多くのお店で取り扱われている4000円台だとちょっときついけど、2000円台だったらもうお買い得過ぎる。