北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2371】Graham Beck Rose Brut (N.V.)

 
グラハムベック ブリュット ロゼ
 
この品は、南アフリカでお買い得なシャンパン互換型のスパークリングワインを作っているグラハム・ベックのロゼ。このメーカーの白泡は結構飲んで頼りにしてきたけど、ロゼは今回が初めて。これもお買い得品だといいのだけど。
 
まず見た目。桜色をした、とてもきれいなロゼだ。泡は細かなものが滾々と立ち上っていて、これもシャンパン的。香りは、柑橘よりも桜餅みたいな香りが優勢で始まり、そこから金柑がおずおずとやってきた。いい香りだ。
 
口に含むと、柑橘のなかでも金柑的な、ロゼ的でちょっと金属っぽさを伴ういい風味が広がる。グラハム・ベックの白は漬物系の風味がしっかりしていると常々感じるけど、同様にロゼも重たいシャンパン互換的な、苦みを伴うどっしりとした飲みごたえで、金柑や苦みや炭酸の奥に鉄砲漬けみたいな漬物系の風味が残っている。いやいや、これは期待どおり。ロゼスパークリングといっても色々あり、軽い飲み口のものもいいし(コノスルのロゼスパークリングのような)キュートでワイン初心者も楽に飲めるものもいいけど、シャンパン互換的な品もいいですね、飲みごたえがあるし。風呂あがりに飲むグラハムベックのロゼ・スパークリングは素晴らしい。