北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2376】Chapoutier Hermitage Blanc Chante Alouette Chapoutier 1995

 
シャプティエ エルミタージュ シャン タルエット 2002
 
続いて対峙するのは、シャプティエが作っているエルミタージュの白。これは、以前にも1990年をワイン界で出してもらったことがあったけれども、そいつはシェリー酒みたいになっていて、はっきりしたことが言えない感じだった。今回はそうではないと願いつつ。
 
まず色。もう、オレンジ色としか言いようのない色合いをしている。とはいえ綺麗なオレンジだ。何とかなってくれているといいのだけど。で、香りを確認。うわあ、キノコ大全開。ユリス・コランをキノコみたいだと言っていた自分の鼻がバカみたいだ。こっちのほうがガチキノコ。でもって、キノコに加えてパラフィンみたいな石油加工製品っぽい香りがドカーンと来て、神妙な気持ちになる。得手ではないけれども凄い香りだ。これは面白いぞ。
 
口に運んでみると、おそろしくなで肩。クターっとしていて円やかで、引っかかりどころなし。口に運ぶと、パラフィンから漆喰、石のたぐいを連想したりする。マルサンヌってこんな香りなのか! 自分で買って飲むには勇気のいる銘柄だけど、上手に熟成するとこれほどの香りをみせるとは。機会あれば買ってみたいと思った。