北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2380】Chateau Pavie 1985

シャトーパヴィー 2015
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
続いてサンテミリオン第一特別級Aのワインだ。第一特別級のワインは過去にも何度かやっているけれども、第一特別級Aのワインはたぶん初めてじゃないかと思う。メルロー主体の有名どころだ。
 
例によって酔いが回っていて、香りが良い、タンニンがこなれている、とメモには残っているのみ。もうちょっとメモれよ、と思う。タンニンがこなれていて、飲み心地がとても良いけど、じゃ、これをどう比喩すればいいのかよくわからなかった。ところが、次に出てきたボーカステルの赤を飲んだ後に再度対峙してみると、なるほど、香りがとてもいいだけでなく、充実感においてもボーカステルの赤をも圧倒している。そして舌ざわりもこちらのほうが上品だ。酔いが回っていてこれをきっちりと評価することはできないけれども、充実感と舌ざわりはごまかせない。好みなのはボーカステルだし、あちらのほうがワインとしての線は太いのだけど、逆に言えばそういった諸点を踏まえても、こちらのほうが総合力では上回るわけだ。サンテミリオンのワインまで踏破するのは不可能だし、これを買う見込みはないけれども、値打ちのあるものに違いないと思った。