[2019] ブルゴーニュ アリゴテ レ グラン シャン 750ml ドメーヌ ギィ アミオ
このボトルは、ギィ・アミオというあまり高くなさそうなブルゴーニュの作り手がつくっている、アリゴテ。アリゴテはシャルドネに比べて軽んじられているけれども、食中酒としては安定感がある。そこで普通の日本の夕ごはんにこれをあわせることにした。アジフライとかきんぴらとか。
まず、色。黄緑色がかった、それなり薄い色だ。ここでは濃さは要求していないし、新鮮な味であって欲しいからうまそうにみえる。香りは、花畑みたいな香りにオイルのような揮発性が伴っているんだけど、オイリーなリースリングに比べた場合、すーすーしている。
口に運んでみると、香りと同じくすーすーした感じを伴った、とても爽やかな飲み心地。シャルドネと比較すると、味わいが淡く、前回、ジョセフ・ドルーアンのアリゴテとの共通点が大きい。そういえば、あのワインもオイリーさが少し伴っていたのだった。なるほど、こうやって前回のアリゴテを思い出しながら飲むと、アリゴテというぶどう品種の性質がなんとなくわかった気がする。飲みやすく日本の食事に合わせやすく、それでいてつまんないワインでもないし飲み疲れない。こういうのでいいんだよこういうので。
※翌日は、少しオイリーさが引いて単純になったかもしれない。それでも付き合いやすく、肩ひじの張らない白ワインだ。過去のアリゴテはかなり安かったけれども、本家ブルゴーニュのシャルドネやピノ・ノワールに引きずられて値上がり傾向にある。値上がりしたぶん品質も上がっているかもだけど、高すぎるとちょっと引く。
