北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【3006】Domaine Boussey Volnay 2020

リンク先はヴィンテージが異なります
 
最後に登場したのは、ヴォルネ。ヴォルネは軽い赤ワインだけど、これにル・ブルギニオンの「今日の内臓」をあわせます。果たして、細身のヴォルネに付き合いきれるものでしょうか。
 
見ためはさすがに薄目。香りは、良い化粧品のような香りがぷーんと来る。口をつけると……軽い! 羽のように軽いヴォルネの典型。うまいけど、これに内臓料理が合うのだろうか?
 
ところが、そこはさすがに料理が上手だった。およそ内臓料理とは思えない、上品なつくりで、ぱりぱり感すら伴っていて、ヴォルネともちゃんと釣り合いました。幸福な最高潮のうちに夜は更けてゆくのでした。
 

【3005】Bachelet-Monnot Santenay Blanc 2022

サントネー ブラン[2022]バシュレ モノ
 
続いて、はもをすごく手のかかるフリッターみたいに仕立てた魚料理と一緒に出てきたのがサントネイの白。サントネイ? しかもブルゴーニュ赤より後に? なんだこの選択肢は。メーカーじたいはバシュレ・モノだから決してそこらの雑魚ではない。とはいえ、どういうことだ?
 
かなりシャルドネとしては黄色っぽいワイン。さっそく味と香りを確かめてみるとかなり新世界みがありませんかこれ? とにかくふくよかで、ピュリニーモンラッシェ系のような鋼のようなミネラルも、ムルソー系のような蜂蜜クッキーもここにはない。もっと違ったタイプのふっくらさ・豊満さがあって、ワイン単体では好みではない。ところがはも料理とは無類の相性をみせる。マリアージュという観点からすれば、これもバッチリなんじゃないか? そしてはもを食べ終わった後に残りを呑んだら……なんだこのすごい蜜は?! すっごい蜜がこみあげてきた。ここだけ切り取れば格上のシャルドネたちに十分に迫っている。やるじゃないか。好みではないけれどもキチンと長所があり、そしてこの料理に居場所を見つけた見事な一杯でした。

【3004】Domaine Arlaud Bourgogne Roncevie 2022

 
ドメーヌ・アルロー ブルゴーニュ・ルージュ ロンスヴィ [2021]
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
季節らしいうなぎを使った料理と一緒に出てきたのは、ブルゴーニュ・ルージュ。いいメーカーですね。香りは初手から香料系のトーンの高い香りが格調高く広がり、「もう、一級とか特級じゃなくてもええやん」と思わせるものがある。酸味はしっかりしつつも丁寧、テクスチャも良く、ブルゴーニュ赤に期待したくなる要素はだいたい揃っている。現代のブルゴーニュ赤のいいところ全開、お料理とも良い相性を示しました。

【3003】Baron d’Oppia Viognier 2024

 
https://www.bristol-japon.co.jp/wine-shopping/product/%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%94%E3%82%A2-%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%A8/
 
続いて、コチとアスパラソースとチーズソースのめちゃくちゃうまい前菜のお相手として出てきたのがこの白ワイン。色がとても白く、レーマンのシャンパングラスよりも細いあしの、自宅では絶対に使いたくないタイプのグラスに入って出てきた。
 
香りは、初手では白桃とハーブの香りがあると感じた。味わいはさっぱりしていて、ここにも白桃がいると感じる。それでいて口当たりは決して雑ではない。ということは上質なソーヴィニヨンブランと想像。ところがソムリエさんの種明かしでは「ヴィオニエ」とのこと。ヴィオニエ? こんなにすっきりさっぱりしていて? ヴィオニエはもっと大柄でフルーティーだけど少し重たいぐらいのことがあるはずなのに、こいつは全くそんなことはなく、軽くてすっきりしていて非常にクリア。こんなワインがあるんだ! という驚きがあると同時に、お料理との相性は完璧だった。

【3002】Philippe Gonet "Signature" Champagne Blanc de Blanc (N.V.)

 
https://www.cellartracker.com/wine.asp?iWine=1846219
フィリップ・ゴネ / シグネチャー ブラン・ド・ブラン ブリュット NMvinorum-online.com

 
この品は、ル・ブルギニオンのペアリングコースの一番手として登場したシャンパン。ブラン・ド・ブランだそうで。
 
レーマンのシャンパングラスにて登場。泡がたっぷり、実に美しい泡ののぼりぐあいだ。色合いはシャンパンのなかでも比較的白くて明るい感じのするタイプ。口に運ぶとグレープフルーツの風味が強い。苦みをしっかり伴った、すっきりとした味わいで丁寧、アミューズ~前菜のお供としてはバッチリだ。

【3001】Louis Picamelot Cremant de Bourgogne (N.V.)

 
ルイ ピカメロ クレマン ド ブルゴーニュ ブリュット
 
この品は、クレマン・ド・ブルゴーニュでは昔から頼りにしているルイ・ピカメロの正真正銘クレマン・ド・ブルゴーニュ。昔はこれが1500円ほどだったのに、今はそんな値段じゃ絶対に手に入らない。でも、それもわかる気がする。ここの品はクレマン系のなかでは質が高く、それでいてクレマンらしさがちゃんとあって良いのだ。
 
まず見た目。小さな泡が立ち上っていて、色合いはけっこう白い。シャンパンだったら薄い部類にはいる色合いだ。香りは、意外にも漬物っぽいニュアンスが少しある? それからシトラス、花畑だ。あれあれ? なんだかいい雰囲気だ。
 
口に運ぶと、白系シトラスのさわやかな酸味とフルーツ。ふーん、ここにも漬物的ニュアンスがあるってことは、やっぱりこいつには漬物がいるなあ。ただ、シャンパンと違って重厚さはなく、ライトな飲み口だ。酸味も苦みもあるけど、ストラクチャーめいてはいない。からっと白系シトラス。連想される果物としてはニューサマーオレンジあたりだろうか。夏に呑む一杯としては非常にうまいやつだった。