北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1846】Leflaive Macon Verze 2009

 
ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ (2016)
 ※リンク先のヴィンテージは異なります
 
 さあ、シャルドネバランスファイターとしてぬかりのない、ルフレーヴのマコンヴェルゼ再び。
 
 グラスに注いでみると、見た目は意外に薄い。香りは初手では意外とはっきりしない、少し爽やか花畑系が来るぐらいでちょっと心配はある。
 
 口に含むと、清々しさとグリセリンがグリグリ。グリセリン重視だと清々しさが死ぬところが、こいつは清々しさと両立している。熟成の影響か、少し洋梨っぽいところもあるけれども、マコンらしい雰囲気は失わず、すいすいと飲めてしまう。さすが安定のルフレーヴ、といった趣だった。
 

【1845】Tenute Rossetti Rosso Toscana (N.V.)

 
ロッソ トスカーナ NV テヌーテ ロセッティ社 (ファルネーゼ社によるトスカーナワイン)
 
 このワインは、アブルッツォ州大手・ファルネーゼトスカーナ地方でつくっているよくわからないワイン。階級はIGT(またはIGP)ってことは良く言えば伝統に縛られない、悪く言えばなんでもアリな新参者ってことなんだろう。品種はサンジョベーゼにメルローを混ぜているとか。確かに伝統的なワインではなさそう。
 
 まず見た目。赤黒く、いくらか茶色がかった赤ワイン、透明度はあまり高くなさそう。香りは、スミレ系というかキアンティ系というか、そういうトスカーナ赤ワインらしいやつがしっかりと香ってくる。とりあえず、葡萄酒といわれて不思議ではない雰囲気で、なんだかうまそうだ。
 
 口に含んでみると、第一印象はメルロー!だ!カベルネソーヴィニヨンとメルローの区別はときに間違えやすいけれども、これはそういう国際品種の舌ざわりだ!それでいて、後味は、じゅくじゅくの葡萄果実でほんのりスミレ系というか、イタリア赤ワイン、キアンティ系ぶどう品種サンジョベーゼにありがちな風味に変わっていく。メルローの舌ざわりの良さと分厚さに、サンジョベーゼっぽい後味、キメラという感じがする。両方の品種の目立つところが目立っている感じがする。タンニンはまずまずしっかりしている。最初のうちは暗い飲み心地だと感じていたけれども、慣れてくるにしたがって、明るく果実味のはちきれそうなサンジョベーゼ節になってきてなかなか侮れない。価格帯を考えると、うまい落としどころにもっていっている。
 
 ※二日目。昨日に比べると非常におおらかで明るく喉ごしの良い、安イタリア赤ワインらしい姿になってかえって良くなった。トマトパスタとの相性はさすが。飲み心地がおだやかで、森の苔みたいな香りもほんのり漂っている。デイリーワインはこういうので十分。
 

【1844】Joseph Drouhin Bourgogne CHardonnay 2017

 
ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ シャルドネ
 
 ジョセフ・ドルーアンのワインは、安いものも高いものも大好きで、この平格ブルゴーニュクラスの赤白も頼りにしている。あまりくたびれないワインだったはず。
 
 まず見た目。少し緑色がかったところのある、若々しそうな白ワイン色。香りも、ほんのりイースト香のようなものを伴った、青りんごのようにすがすがしいフレーバーがさく裂。ちょっと洋ナシっぽさもあるかもしれない。典型的な高級シャルドネとは違うながらも、うまそうな姿ではある。
 
 口に含むと、とても涼しげな飲み心地。すーすーする。目が覚めるような酸味に、僅かに苦み。さすがに超一流が作った(高級)平格ブルゴーニュには及ばない点は多いものの、デイリークラスとして考えるなら、気分良く飲めてバランスのとれたシャルドネだ。飲み進めていくと、ニュニュっとした乳酸系の口当たりの良さが加わってきて、飲み心地は一層気楽になってきた。立派なブルゴーニュシャルドネ、とは言えないにせよ、一般的なワインとして考えれば十分満足できるやつだ。
 
 ※翌日のほうが小柄ながら北のシャルドネの典型らしい姿。少し酸化したせいでかえって良い塩梅になったのか?でも南国系っぽいシャルドネがお望みなら初日にみんなで飲んでしまうのが吉かも。でもかりにもブルゴーニュシャルドネに南国系は期待しないだろうから、二日目のほうが一般的にはいいってことになるんじゃなかろうかと思った。
 

【1843】Cavicchioli Lambrusco Grasparossa di Castelvetro Amabile (N.V.)

 
【カビッキオーリ】 ランブルスコ ロッソ グラスパロッサ アマービレ [NV]
 
 このワインは、いつもお世話になっているカビッキオーリのランブルスコ・アマビーレ(アマビーレとは中甘口)。このメーカーの安ランブルスコのなかではアマビーレが突出して滋養豊かな良いワインなので、カビッキオーリのランブルスコはまずはこいつから入門しましょう! はおいといて、今回、このアマビーレがラベルをリニューアルしたので買ってみることにした。正直、中味はそのままであって欲しい。
 
 まず見た目。相変わらず深いカシス色をしていて、発泡している様子はわかりにくい。ただ、液面にはピンク紫色の豊かな泡が立つので発泡ワインであることがよくわかる。香りはあまりはっきりしないが、甘い香りとヨーグルトっぽい香りが混じっている。
 
 口に運ぶと、すごく飲むヨーグルトっぽい。ここのランブルスコはこのヨーグルト感が非常にしっかりしていて、それでいて、味に汗っぽい雑味が加わることがない(よそのランブルスコには、しばしばこれがあって興ざめさせられる)。辛口ワインに比べるとほんのりと甘く、ワインが苦手な人でもいけそうな感じがある。ただ、これまでのこの銘柄に比べると、渋みがやや強く、口のなかに引っかかるところがある。赤ワインとしてはなんら支障のない特徴ではあるけれども、まさに赤ワインの渋みが苦手な人には引っかかりどころかもしれない。
 

【1842】Southern Boundary Wines "The Springs" Riesling 2018

 
サザン バンダリー ワインズ ザ スプリングス リースリング
 
 このワインは、お店で買ってきてあまり冷えてない状態から始めたので、冷えた状態からだと印象は違ったかもしれない。
 
 まず見た目はグリーンがかった薄い白ワイン色。辛口のお手頃リースリングとしては上々。香りは台所洗剤系のやつがふんわり。とても爽やかな予感。
 
 口に含むと、意外にもバナナが来た。これは温度が高い影響もあるなかもだけど、リースリングのバナナフレーバーは嫌いじゃないので大歓迎。もちろん、辛口リースリングらしいグリーンハーブ系のシャープな風味も伴っていてその方面で不満はない。ニュージーランド産のお手頃リースリングにあってほしいもの以上の内容だと感じた。これはきっとまた買う。
 
 ※翌日は、少し鈍なワインになってしまったが、価格帯からすればこれぐらいが合格ライン。昨日の状態は二重丸、といったところ。

【1841】Bread and Butter Pinot Noir 2016

 
ブレッドアンドバター ピノ・ノワール 2016
 
 このワインは、カリフォルニア産のピノ・ノワール。買ったことはなかったけれども、お店がやけに強気に推しているのでモノは試しにやってみることにした。
 
 まず見た目。意外に明るいピノ・ノワール色をしていて、グラスに注ぐや、ぷちぷちと水面が弾けるようなあれが来る。とても活きが良さそうだ。香りは、すごく濃い香料系の果実フレーバーがこみあげてきて、そこにバニラ・木樽系の香りが付け加わってむせかえるよう。単純な香りのスカラー量でいえば非常に濃い部類になる。かなり森っぽいというか、植物系のバイオな香りがして楽しめそうな雰囲気を漂わせている。
 
 口に含むと、黒系果実と赤系果実をドッカーン!とぶちまけたような甘くて濃い味が口のなかに。よほどワインに嫌悪感があるのでない限り、これは誰でも受け入れられそうな味だと思う。ボジョレー・ヌーボーなんかの完全上位互換。すごくリアルな果実味、アセロラに寄り過ぎるでもカシスに寄り過ぎるでもなく、絶妙な配合のように体感される。渋みは非常に少なく、大変に飲みやすい。先日のアルマン・ルソーにあった果実味のねっとりとした飴っぽさは備えていないし、ブルゴーニュの赤ワインの尺度でみるならパワー重視過ぎとみなされるのかもだけど、一般的に考えて、このワインの出来はいいと思うしワイン初心者に飲んでもらいやすいタイプだと思う。
 
 ※翌日。ほんのり酸味が強まったのか絶妙の塩梅。これは美味い。凄くはないけれどもよくまとまっている。良い気分になれるワインだった。ここのシャルドネもそうだったけど、割り切った構成だと思う。