北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2153】Vincent Girardin Auxey-Duresses 2014

 
オーセイ・デュレス・ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ [2014]
 
このワインは、ブルゴーニュ赤のなかではお買い得な価格帯のヴァンサン・ジラルダンのつくる(オーセイ・デュレスの)村名格ワイン。お買い得な価格帯とはいっても、今ではいくらか値が張るようになっている。である以上、なんらか、うれしいワインであって欲しい(※リンク先はかなりお安い値段になっているけれど、自分はこの価格では買えなかった)。
 
まず見た目。かなり薄めでレンガ色風。ちょっと前のエスピノなどに比べれば非常に薄く、いかにもブルゴーニュ赤という感じ。香りは、さわやか系の梅香が真っ直ぐに入ってくる。そこに幾らかの化粧品っぽいふんわり香。なかなか楽しそうだ。
 
口に運ぶと、あまり強くない、けれどもフレッシュで少し木の枝っぽさ(または苔っぽさ)を伴った果実味がストレートに来た。ワインはかなり軽くて細身なのだけど、渋みがかなりあり、口当たりに粗さがある。でも、木の枝っぽさも相まって、枝付きサクランボをイメージさせるような爽やかさがこのワインの身上とみた。後半になってくると、じわじわと蜜っぽさが盛り上がってきた。それらも含め、ブルゴーニュ赤としては少しクラシックな造りではある。オーセイ・デュレスとしてこれはどのぐらい妥当なのかはわからないけど、特に後半はなかなかだった。
 
※二日目は、酸味と甘酸っぱさが目立つかわいらしいワインになった。昨日のとげとげしさは少ない。そして僅かに塩っぽくなってきた。こういう点も評価できる。

【2152】Bruno Giacosa Barbera d'Alba 2018

 
ブルーノ・ジャコーザ バルベラ・ダルバ [2018]750ml
  
このワインは、ピエモンテ州で長寿な赤ワインを作っているブルーノ・ジャコーザのバルベーラ・ダルバ。ネッビオーロ・ダルバを頼んだつもりだったけど、結果としてこちらが来てしまった。バルベーラを飲むのは久しぶりで、このクラスのバルベーラを飲むのはものすごく久しぶり。
 
抜栓。見た目はかなり青紫色がかっていてパープルな色合い。かなり暗いけれども透明度があり、グラスの水面がピチピチと弾ける。香りは、なんとバニラっぽいオーク香が。ブルーノ・ジャコーザもオーク樽を使うんだろうか。酸っぱそうな果実香も来る。
 
口に運ぶと、果実味がたっぷりとした、落ち着きのある飲み心地。もっとタンニンがばさばさするんじゃないかとか、酸味がつんけんするんじゃないかと想像していたけど、意外に「普通のおいしい赤ワイン」で、タンニンも酸味も満足のいく感じになっている。ボルドー系の比べると果実味の握りこぶしがしっかりしていて、ブルゴーニュ系に比べると味が極太マーカーのようで線が細くない。超高級ワインにあるような雄大さやトーンの高さはさすがに無いけれども、飲みごたえは満点で、コーヒー風味を帯びたコクを伴っている。ほんらい、果実味の握りこぶしが極大のワインと見受けられるけれどもオーク香によって調和のとれた、丁寧な姿になっているとみた。
 
※二日目。果実味のたっぷり感が少し落ち着いてしまった。おいしいんだけど、初日のはちきれそうな&落ち着いた、極太マーカー的印象のほうが良かったかも。
 

【2151】Chateau Pesquie "Terrasses SAKURA" Rouge (サクララベル) 2016

 
Terrasses Rouge SAKURA Chateau Pesquie
 
このワインは、シャトー・ペスキエがつくるつい最近飲んだワインの、ラベルが桜になったバージョン。ラベルが違うだけでなく、シラーの割合が10%多く、グルナッシュの割合が10%違うとのことで中身も別物。また、よく見たらヴィンテージもあちらが2017でこちらが2016だった。この違い、果たして飲み心地に反映されているだろうか。
 
まず見た目。黒々と濃い感じで、赤茶けてはおらず、かといって青紫色に大きく傾いているわけでもない。香りは肉やベーコンの香りがあまり来ない。インクっぽい香りが強く、これってシラーたっぷりなんじゃないの?と思ったりもする。飲み心地が濃い赤ワインにしてはツルツルっとしていて飲みやすい。濃くないわけではないけど、濃いなりに、口当たりがツルツルしているのはありがたい限り。
 
※二日目は、インクっぽさ、シラーっぽさが引っ込んで範疇的なワインにあった。とはいえ決して悪いものではなく。夕ご飯にあわせるぶんにはこのほうが良いかもぐらいだった。

【2150】Sangre de Toro Original 2016 (ハーフボトル)

 
サングレ・デ・トロ ハーフボトル
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
スペイン産の量販品赤ワイン。見た目は暗いルビー色、わずかに青~紫色っぽさがある。香りは梅系お線香だけどピノ・ノワールの梅系とは違って、なんというかスペイン産の赤ワイン(たとえばガルナッチャ)なんかにありがちな梅系だ。口に運ぶと甘味控えめ、スケール大柄で苦味がある。でも果実味は新鮮だ。円満ではなく、鼻息が荒く暴れ気味ではあるけれども良いワインだ。
 
後で調べたら、このワイン、やっぱりガルナッチャにカリニャンを添えて作られているとのこと。荒々しくて構わないなら、スケール大柄でこれはこれで使いでのある赤ワインだと思う。
 

【2149】William fevre Chile Espino Pinot Noir 2016

エスピノ ピノ・ノワール [2019] ビーニャ・ウィリアム・フェーヴル・チリ <赤>
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、白ワインがやたら弄り回しているっぽくて好かなかったチリ支社のウィリアム・フェーブルのピノ・ノワール。赤はどうなんでしょうねと思って対峙。初めてかなと思ったら2014年産をブラインド三択テストの対象として開けている。その時の印象は「おいしいけれどもわざとらしい」。果たして今回はいかに。
 
まず見た目。すごく濃い。最近飲んだピノと比べて断然暗い。香りは檜の入浴剤や鉄の香りが強烈。あと、オーク樽とは絶対に違ったなんらかの木材の香りがぶわーっと来る。味はタンニンが強くパワフル、香りも相まって、ブラインドではピノ・ノワールとは当てられそうにない雰囲気。これ、2014年産よりもきついんじゃないか。印象的なワインで、味のスカラー量がことごとく強烈ではあるのだけど、ちょっとワインを弄り回しすぎているんじゃないかと感じた。やりすぎ。
  
 

【2148】Cono Sur Sparkling Brut (N.V.)

 
コノスル スパークリング
 
お好み焼きとモスバーガーといういい加減な食事に、なんと、スパークリングワインがついてきた。モノは、コノ・スルのつくるスパークリング。実はコノ・スルはスパークリングワインもおいしいのでこれはありがたい。
 
グラスに注いでみると、見た目は意外にシャンパンっぽい、薄黄金色をしている。泡立ちもなかなか良く、青リンゴの香りと酸味がしっかりしている。お好み焼きと一緒にやっているせいかもだけど、ボリュームのある甘味とグリセリンの効いたグリグリとした口当たりが良い。B級グルメともうまく付き合ってくれた。