ヴーヴレ セック キュヴェ シレックス [2022] (ドメーヌ ヴィニョー シュヴロー)
このワインは、ヴーヴレイの白ワイン。ヴーヴレイ、これまで全くノーマークだったけれどもシュナン・ブランに魅了されて入門してみることにした。この2022の品は徹底的に若飲みの部類に入るので、本当は早飲み!という前提でやってみます。
まず見た目。意外にシャルドネみたく黄金色をしている。ちょっと麦わらがかっているかもしれない。ともかくきれいな色合いだ。香りは……これはシャブリっぽくないか? なにやらミネラル系と称される、あのにおいがほんのりと漂ってくる。そういう土地なのか? ラベルを再確認すると「CUVEE SILEX」と書かれている。あのシレックスに当てはまるのかこいつは。
口に運んでみると、うひゃあミネラル系! シャブリ一級みたいなミネラルががっしりと骨格を見せつけて、それがかなり長く残る。シュナン・ブランらしいさっぱり感、それとほんのり黄桃感がこのワインにもあるけど、最近シュナン・ブランばかり飲んでいるためか、それがマイナスとはまったく感じられない。シュナン・ブランらしい豊かな果実味とミネラリーな骨格、適度な甘味と酸味のおかげで、リッチなところでバランスがとれている。早飲みかどうかという観点では、このボトルは、今飲むのに十分耐えられるもので、「ヴーヴレイだから早飲みが駄目」というわけではないと考えることにした。や、もちろん格上の皆さんはそうも言ってられないかもしれませんが。
豚肉のソテーや簡単な揚げ物と一緒にやると、苦みが楽しかったりキリっとした飲み口にしてコクのある顔つきが表に出たり、楽しさが膨らむ。今後、このエリアのワインを探索してみようって気持ちが膨らんだ。
※二日目。漆喰みたいないいにおいがします。昨日よりも植物エキスっぽさが強く、酸とミネラル系風味がしっかり。