北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2676】Vigneau Chevreau Vouvray Abbaye de Marmoutier Clos de Rougemont Sec 2022

 
ヴーヴレー アベイ ド マルムーティエ クロ ド ルージュモン [2020] ヴィニョー シュヴロー
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、つい先日のシレックスがなかなかおいしかったロワールの作り手からなるシュナン・ブラン、そのたぶん上位バージョン。さて、どんなワインが来るだろうか。
 
まず見た目。シュナン・ブランとして矛盾しない、ちょっと麦わら色っぽさのある黄色で、濃すぎず、ありそうな白ワインの色をしている。香りは初手から黄桃の香りがぷーんと漂う。少しハーブっぽいニュアンスもあるか? ともあれ、爽やかさが伴う。
 
口をつけると、黄桃~パパイヤといった、濃いシュナン・ブランの風味が。味のほうもこってりとしたコクがある。そう、コク。白ワインでコクを感じたことがあまりない人は、このワインを飲んだら白ワインでコクがあるってどういうのか、比較的わかりやすいかもしれない。パパイヤやマンゴーを連想するのは避けられない。酸味ももちろんあるけれども、同じメーカーのシレックスに比べれば酸味は少なく、ミネラル感も乏しい。このワインはシレックスの単純な上位互換ではなく、もっとゴージャスなタイプを追求したワインとみえ、しかし、そのために少々新世界のシュナン・ブランに寄せてしまっているところがあり、同ゾーンには強豪がひしめく。おいしいワインではあるけれど、旧世界のそれはこんなにゴージャスじゃなくてもいいんですよ、と思った。
 
しかし侮れず。やがて菖蒲の香りがもうもうとこみあげてきて勢いが出てきた。やるじゃないですか。その風味の強さを酸味が支えている。シレックスを名乗るワインに比べて、少しやりすぎだと思いましたがこれにはにっこり。感心しました。
 
※二日目のほうがミネラルがはあるかもしれない。ただし、ゴージャスさは少し減りました。全体としてはシレックスのほうが好み。