サンセール シレックス ブラン 2014 ドメーヌ ミッシェル トマ
今日の夕食は鶏肉の白ワイン煮込みを中心としたもの。久しぶりに好奇心がなければ呑めそうにないワインを選ぶ気力が残っていたので、ソーヴィニオンブランでつくられたワインを呑んでみることにした。ソーヴィニオンブランの名醸地・サンセールでつくられたワインで、これは今回が初めて。
グラスに注いだ見た目は、すごく薄くて緑色がかった色合い。ソーヴィニオンブランのワインとして全く矛盾しない。香りが凄くて、まず、韮やピーマン系の凄い匂いが来た後、黄桃の甘ったるい香りが、そして白桃の香りへと変わっていく。
口をつけると、ソーヴィニオンブラン独特のあの甘みと酸っぱさがこみあげてきた。よだれがいっぱい出そうな呑み心地だ!それでも酸には刺々しさがあまり無くって、むしろ円やかですらある。二杯目からは、「ワインそのものよりもワイングラスから」石灰岩のような、あるいはラムネのような風味が漂うようになってきた。ただし、いつでもソーヴィニオンブランな風味には違いなく、まずくはないけれども得手ではない。
※二日目は、前日よりも少し小柄なワインになった。「普通の」ソーヴィニオンブランに近づいてしまったような。